突然逝ってしまったあの人に


あっという間に夫が逝ってしまった。
享年43歳。
あまりに早すぎる突然すぎる訃報に みんな驚き悲しんだ。

半月前から「心臓がおかしい」とは言ってはいたけれど。
まさか、こんなに突然逝ってしまうなんて。

どうして? どうして? どうして?
怒りと哀しみと絶望と不安とがごちゃ混ぜになって 襲ってきた。

夢中でいろいろな手続きを済ませた。
若い時から
「葬式はしないで。仏壇も戒名もお墓もやめて。
線香も匂いが哀しいからいやだ。
好きだった海に散骨して。」

「バカね!! そんなこと言っているから早死にしちゃうんだよ!!」
……そう文句を言いながらも、
あの人の遺志をできるだけ叶えたいと必死で頑張った。
でも、話してくれていて良かった。ありがとう。

一緒に逝きたい。
置いて行かないで。

…でも、子供達もいるから
そうする訳にはいかないよね。

私にできることはなんだろう?
私の代わりにお地蔵さまをお棺に入れてあげた。
あなたへの「最後の贈り物」。

お地蔵さま、あの人を守って!
寂しくないよって安心させてあげて!
私たちは大丈夫だから「心配しないで!」って伝えてあげて!
お願いします!

いつか、もうすぐ、会いに行くから
その時まで待っていてね。
(40代/女性)