最近は、火葬場の窯も性能が上がりはしたものの、環境への配慮などから、お棺に入れるものにたくさんの制限が設けられています。

愛用していた小物でも、眼鏡、ライター、万年筆などは断られることも多いようです。

また、おくられる皆さんのお考えにもよりますが、生きていらっしゃる人の写真は入れない方がよいというご意見もあります。

せっかくの最期の時を、温かく慈愛に満ちた気持ちで迎えたい。お棺に入れるものでもめたりするのだけは避けたいのは言うまでもありません。
「おくる人」も「おくられる人」への溢れる想いと気持ちを込めて、故人を悼み、冥福を祈るために木地地蔵は作られました。

慈【みちびき地蔵】は、錫杖(しゃくじょう)を突いて、
極楽まで迷わないよう御案内します。


愛【お供地蔵】は、私がいつも側にいます、
畏れることはありません、と
施無畏印(せむいいん)を結びます。

この二地蔵は柩の中で故人に寄り添い、
故人と共に煙りになって、あの世へ旅立ちます。

願【おくり地蔵】は、遺された人と共に現世で合掌し、
おくられた人、おくった人々の幸せをいつも祈ります。

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江戸時代から東北地方で作られてきた伝統こけしの「こけし工人」が描いた慈悲深いお顔は、おくる人の悲しみを癒し、尽きぬ思いを安らかに慰めてくれることでしょう。

 

木地地蔵がお手元に届くまで▼

※錫杖(しゃくじょう)とは、遊行僧が携帯する音の出る杖で、この音には僧が山野遊行の際、禽獣や毒蛇の害から身を守る効果があり、教義的には煩悩を除去し智慧を得る効果があるとされます。
※施無畏印(せむいいん)とは、手を上げて手のひらを前に向けた印相で、漢字の示す意味通り「恐れなくてよい」と相手を励ますサインであるといわれています。

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大切なあの人をおくらなければならない人々の心に、慈しみと尊愛をお届けする「 木地地蔵 」。
地蔵村の【おくり地蔵】はおくられた人、おくった人々の幸せをいつも祈ります。