半鐘って判りますか?

田舎でところどころに立っている、一番上に30センチ位の鐘がある

高さ10メートル程の鉄塔です。

何のためにあるか? 火事や洪水、事故などがあったときにこの鐘を叩いて近隣に知らせるためです。時代劇にも半鐘を叩いて「火事だ! 火事だ!」と叫ぶシーンがたまにありますよね。電話とか有線放送のまだなかった時代の緊急放送ってところかな。地蔵村の近所にもいくつもあって、滅多に使うことはないらしいんですけど、まだ鐘もそのままです。TVもラジオもないころは鳥や虫の鳴き声くらいしか聞こえてこなかったはずだから、その静けさはどんなものだったのでしょう。ところが、そんな中で突然聞こえてくる半鐘の「カンカンカン」という音。「なんだ!?」村全体に緊張が走る! なんか想像がつきます。本当は使わないにこしたことはないのでしょうが、大切なものだったんでしょうね。ちょっと前まで、背の高い人のことを「半鐘泥棒」と呼んでた地域があるそうです。手を伸ばせば半鐘に手が届いてしまいそう…ってことなんでしょうね。故ジャイアント馬場さんなんか、さしずめそう呼ばれても不思議はなかったろうなぁ。

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